地域ごとにガソリンの値段を変えたら面白い、かも

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 「平成19年度の平成19年7月末における国庫歳入歳出の状況」によれば、消費税による歳入は10.6兆円でした。消費税5%のうち1%は地方消費税なので4で割って、ざっと1%あたり2.5兆円という計算です。
 一方、道路特定財源による税収は5.6兆円(国3.4兆円+地方2.2兆円)なので消費税に換算すると2.2%分に相当します。
東京では今レギュラーガソリン1リッターあたり130円程度ですが、そのうち税金は国の揮発油税が48.6円、地方道路譲与税が5.2円の合計53.8円となっています。

 消費税3%増税する代わりにガソリン1リッター76円になりますよ、と言われたらどうです?グッときませんか?満タンにして6000円くらい払っていたところが3500円くらいになるんですよ、と言われたら?毎日クルマを利用している人は喜びそうですね。

 地方に住んでいる人にとっては自家用車というのは生活必需品なので、都市から地方への再配分という観点からは悪くなさそうですね。
まぁ、環境面や景気のことを考えると、石油消費を促進して購買消費を抑制するような税制は論外でしょうけど。

 なるべく不公平感が少ない方法で、税収も減らさずに地域間格差を是正する方法を考えると、例えば、地域ごとにガソリン税の税率を変えてみる方法なんかはどうでしょう?公共交通機関の充実している都市部では高く、自家用車に頼らざるを得ないところは低く・・・

 ただ、現実には揮発油税は間接税であって、製造か出荷の段階で課税されているので、地域ごとにフレキシブルに変えることは出来ないんですけどね。ほんと税金って複雑ですね。

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このページは、が2007年10月 4日 19:50に書いたブログ記事です。

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