アドレスV125Sのリアサスペンション交換

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 タンデムする場合にかなり沈み込んでいて重々しいのを解消するため、リアサスペンションを交換した。
 そもそも一人乗車時でも、常用スピード域とライダー重量ともにメーカー想定をやや上回ると思われ、気持ち柔らかめな感じもあった。

 純正サスの自由長は315mmに対して今回装着したDAYTONAガスショックは300mmなので15mm短くなってしまう。なので30mmのアダプターを挟み込んで330mmとした。ちなみに30mmのアダプターとは「ケツアゲ」と呼ばれて高校生に親しまれていたアレである。
 そのケツアゲを使わずに15mmダウンさせるか、使って15mmアップさせるかの2択が選べたので、車高アップの方を選択。無意味に車高を上げるとサイドスタンドを立てた場合に傾きすぎるとか、センタースタンドで立てた際にタイヤが浮かない、といった弊害が出るが、今回はセンタースタンドを立てた状態でも後輪が地面から1cmくらい浮いた状態で収まった。

 静止状態でシートに座った時の沈み込み具合はそれこそ体重によると思うが、純正サスで25mm沈み込んでいたものが、ガスショックの場合は一番プリロードを掛けていない初期状態でも10mmの沈み込みに変化。
 人がまたがっていない、バイクの自重のみの状態での沈み込み量は測っていないので大雑把な話だが、バネレートが2.5倍になったってことか。バイク自重を勘案すると2倍くらい?まぁけっこう変わった。

 乗車前の状態で15mmアップして、ライダー乗車後の沈み込み量が15mm減ったことから、ライディングポジション的には30mmアップした計算になる。感覚的にもけっこう目線が上がった感じがある。
 もしかしたらケツアゲキットを挟まずにローダウン方向で組んでいれば、ライディングポジションとしてはプラマイゼロでバネだけが硬くなっいたのではないだろうか。
 サス交換後に近所をいつもと同じ感覚で回ったら、少し外に膨らんでアンダーステアっぽい挙動を感じた。慣れればキビキビしていい感じなんだけどちょっとビックリ。意外と走りに影響が出るもんだ。

 今回装着したDAYTONAガスショックはSHOWAブランドで、グッと凹ますとプシュっと音が鳴るところが面白い。


デイトナ(DAYTONA) リヤガスショック 300mm 31680

姉妹品に「リヤガスショック 285mm」もある。
これと30mmアダプターを組み合わせればちょうど315mmになる計算。

a.jpg




ヒップアップアダプター
アダプターを上側につけるとカウルの中に隠れて見えないので何でも構わない。

b.jpg




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このページは、が2012年5月21日 20:19に書いたブログ記事です。

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