2008年5月アーカイブ

blu-ray.jpg昔の映画はBlu-rayが無くてもDVDで十分

 PS3でBlu-rayを見ていますが、正直、最初からHDで撮影した映画ではなく、昔の映画を再エンコードしたようなものは「字幕がきれい」以上の感動はありません。PS3のアップスケール出力が高性能なこともあって、DVDで十分と感じてしまいます。

 ちなみに、昔の映画を再エンコードしたBlu-rayでは、出演者の厚化粧が気になったりするので、高画質化はされていると思います。
 ただ、制作段階では想定されていない見かたをしている面もあります。照明や細部の作り込み、合成の具合などに(高精細ゆえの)不自然さが出て制作者の狙った画とは別物になっていると感じます。このあたりは音楽のHiFiとは同じようには考えられないと思います。
 もちろんHD視聴を前提として撮影・編集された新しい映画はBlu-rayで見た方が感動できるし、スポーツやドキュメンタリーなどはどんどん再エンコードしてもらいたいと思います。

 さてさて、以下のようなニュースが出ていました。何を今更・・・という気の抜けたビールのようなリークに失笑してしまいました。

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現行DVDを高画質再生 東芝、年内にプレーヤー発売 新技術でブルーレイに対抗
(2008年5月29日  読売新聞)

 ・・・東芝は、現行DVDソフトの映像を、瞬時に高画質映像に変換できる新型LSI(大規模集積回路)を開発した。これを使って、現行DVDからハイビジョン並みの映像を作り出すことに成功したという。・・・

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 現行DVDメディアにハイビション画質を「記録できる」ならウリになるけど、単なるアプコンじゃあねぇ。東芝を貶めるためにネガティブキャンペーンを張られたような気もします。何かの間違いであって欲しいニュースでした。

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