本当に電池交換不要なの?

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セイコーのキネティック(KINETIC)式腕時計。時計を振る動きでクォーツを動かすエネルギーを自己発電・充電する仕組みだ。自動巻きとは違って電気の形を通すことでクォーツ方式の高精度が得られるほか、充電式のため電池交換が不要とされている。。。

 80年代後半にAGS/Automatic Generating System(当時の名称)が登場した際、半永久的に使える画期的な夢の技術だと感動したのですが、使っているうちに蓄電量がどんどん減ってきて、満充電しても丸一日使わなかっただけで止まってしまうようになって、ようやく気がつきました。そんなに寿命の長いもんじゃないんだ、と。
 メーカーに送ってオーバーホール&キャパシタ交換をする必要があるのです。夢のエコ技術がなんだか薄れていくような・・・交換した電池も10年くらいもてばいいですが、たびたび交換が必要であれば、普通の電池式腕時計との違いが弱まってしまいますね。
 技術的にはすごいチャレンジだと思いますし、機械的な仕組みには未だに魅力を感じていますが、永久・永遠といった輝きは鈍ってしまいますね。
 シチズンのEco-Drive(エコドライブ)でも同じようにキャパシタの寿命があると思うのですが、電池交換不要と宣伝されています。

 確かに考えてみたら充電池には寿命があるものだし、オーバーホールしてでも長く愛用し続けたいと思うので、交換することは構わないのですが、メーカーさんにはもう少し真摯な売り方をしてもらいたいと思います。時計が止まって夢から覚めるなんて、あまり目覚めの良いものではないですから。

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このページは、が2007年12月10日 20:21に書いたブログ記事です。

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